三重大学大学院
医学系研究科
循環器・腎臓内科学教授
土肥 薫
心不全は、「心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気」です。高血圧をはじめとする生活習慣病は、心筋梗塞などの心臓病を引き起こし、心不全の大きなリスクとなります。私たちは、皆さんが日々を健康的に過ごし、心臓病や心不全を予防するとともに、病気の進行を防ぐことを支援したいと考えています。そのための取り組みの一つが、私たちが開発したスマートフォンアプリ「ハートサイン」です。「ハートサイン」を活用すれば、手軽に毎日の健康チェックができ、生活習慣の改善や体調管理に役立てることができます。このアプリを通じて、皆さんが元気で活力ある暮らしを長く続けていただけることを、心から願っております。
三重大学大学院
医学系研究科
循環器・腎臓内科学教授
土肥 薫
心不全管理アプリ「ハートサイン」の開発を行い、PHR(Personal Health Record)の推進を行っていきます。
患者様が入力する日々の血圧・脈拍・体重・症状等のデータに基づいて、心不全の増悪のリスクスコアが算出され、心不全増悪リスクが高い患者様に対しては、早期受診を促します。医療者側では、患者様が入力するデータや心不全の状況を管理者画面で確認することができます。
心不全の入院歴や治療歴のある方を対象に開発を行ってきた「ハートサイン」は、高血圧管理にも対応した新たなハートサインの開発と社会実装を目指して、2023年度にAMEDの支援を受け、より早期の心不全ステージ(高血圧患者や心筋梗塞等の心疾患を有する患者)への適応拡大と、PHRアプリの社会実装を目指す取り組みへと進展しました。
2025年10月に大幅なリニューアルを行ったハートサインでは、生活習慣病、とりわけガイドラインに基づいた高血圧の管理が可能となっています。
このリニューアル版のハートサインでの臨床研究も新たに開始し、将来的に医療機関だけでなく、地域や企業で広く使用していただけるものを目指しています。
心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。
血圧が高い状態が続き、脳や心臓の血管に負担をかけ、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす病気です。
(日本高血圧学会『高血圧管理・治療ガイドライン2025』を元に作成)
よくある質問をQ&A形式で掲載しています。
「三重の力を世界へ」を基本理念とし、5学部9学科+9大学院、研究科を有する地域に根差した大学です。
とくに医学部第一内科(循環器・腎臓内科)・三重大学医学部附属病院所属の現役医師・看護師が主体となり、必要度の高いアプリを目指し開発に携わっていき、心不全治療中の患者さまに必要なデジタル医療を提供していくことを目指します。
数多くの心不全研究の実施と成果があり、県内の医療機関との連携も強みです。
働き盛りの人が突然死してしまう原因に急性心筋梗塞(心臓発作)など心臓の病気があります。
また、腎臓病は心筋梗塞や脳梗塞とも関係が深い病気です。これらの病気は予防ならびに適切な治療が重要です。
みえ循環器・腎疾患ネットワークは、三重大学医学部附属病院を含む県内の病院の医師たちが集まり、予防や発症した際の迅速な対応を実現するために組織されました。
循環器・腎臓の病気に関するデータを集めたり病気の予防や生活習慣の改善などを広める活動を行っています。
人間と情報ネットワークがつながる未来社会を想定し、ITにより病気を治し、健康を保ち、暮らしやすい社会を実現することを目標に、アプリやシステムの開発を行っているIT企業です。
ヘルスケアと医療の架け橋となるべく、病気をITで予防するサービスの提供し、顧客・スタッフ・すべての関係者の健康づくりをサポートしています。
医療に不可欠なセキュリティにも強く、プライバシーに配慮し、すべての人に自分自身の健康情報が還元される社会作りを目指します。
三重大学大学院
医学系研究科
循環器・腎臓内科学 教授 /
三重大学医学部附属病院
循環器内科科長
三重大学大学院
医学系研究科
循環器・腎臓内科学 准教授 /
三重大学医学部附属病院
循環器内科外来医長
三重大学医学部附属病院
循環器内科 助教
三重大学医学部附属病院
循環器内科
三重大学医学部附属病院
循環器内科
三重大学医学部附属病院
看護部 看護師長
三重大学医学部附属病院
慢性心不全看護認定看護師
三重大学医学部附属病院 CCUネットワーク支援センター内ハートサイン事務局
※診断・治療に関することについてはお答えし兼ねますのでご了承ください。